フィリピンの国は発展途上国であり、仕事の賃金も総じて安いです。
そういう背景を反映してか、フィリピンの人が外国に出稼ぎに行く率は高いと言えます。
フィリピンの男性は中東方面、女性は日本や欧米に行く比率が高くなっています。
日本でも、一昔前はフィリピンパブのお店が繁華街でたくさん見つけることができましたが、日本の入国管理が厳しくなったため、そういったお店を見かけることは少なくなりました。
出稼ぎの仕事を選択するフィリピン人は、なにも貧困等の特殊な事情をもった人だけではありません。
例えば、看護婦の資格を持った人が、フィリピンより賃金の高いアメリカなどに行くケースも多々あるのです。
私の嫁さんの場合は、大学を出て学校で英語の教師をしていましたが、やはり賃金が安いのと、自分の夢を叶えるために日本に来ました。
現在、日本は老人介護の人手が足りないのが現状です。
フィリピンはメイド文化が定着していますので、老人介護などのお世話をする仕事で資格を取り、日本で仕事をすることに両国の期待が高まっています。